普段あまり使うことはありませんが、OpenSea(オープンシー)で紫ETHの作品を買いたい場合などにPolygonチェーンのETHが必要になります。
仮想通貨を始めたばかりの人にとっては「普通のETHじゃダメなの!?」と混乱するかもしれませんが、やり方に慣れてしまえば簡単です。
本記事ではPolygonチェーンのETHを用意するための方法を3つ紹介します。
PolygonチェーンのETHとは?
ETH(Polygon)とはポリゴンチェーン上のETHのことです。
ポリゴンはイーサリアムブロックチェーンのレイヤー2として派生したチェーンで、イーサリアムブロックチェーンが1秒に約14件の取引を処理するのに対して、1秒に最大で6万5000件の取引を処理することができると言われています。
ガス代もとても数円~数十円ととても安い(たいてい数円)ので、OpenSeaでは安い作品の出品に使われていることが多いです。
- 価格が高い作品→通常の黒いETH
- 安くて知名度の低い作品→紫ETH(Polygon)
くらいの認識でいいと思います。
大きなNFTプロジェクトなどで紫ETHが使われているのは滅多に見ないですね。
個人のクリエイターさんたちを見ると、紫ETHで出品して慣れてきたら黒ETHで売っていく。というパターンをよく見かけます。
なので「手始めにNFTを買う経験を積んでみたい」という人にはとても良い環境だと思いますよ。
1つ注意点として、ETH(Polygon)の作品を購入する際にはMATICがガス代で必要になるので、両方用意することを覚えておきましょう。
ETH(Polygon)の入手方法
ETH(Polygon)の入手方法としては主に以下の3つがあります。
- ETHをETH(Polygon)にブリッジする
- MATICをETH(Polygon)にスワップする
- JPYCをETH(Polygon)にスワップする
それぞれの特徴としては、
- ETHをETH(Polygon)にブリッジする
…ブリッジに多少のガス代(ETH)がかかる。MATICは別途CEXで用意する必要があるので面倒(DEXでETH(Polygon)をスワップしようとしても、ガス代のMATICがないのでできない…だるい) - MATICをETH(Polygon)にスワップする
…ガス代を先に確保できるのと、Polygonチェーンのスワップのガス代(MATIC)は安いのでコスパがいい - JPYCをETH(Polygon)にスワップする
…JPYC購入時に0.1MATICもらえるので、ガス代確保できてお得*
*キャンペーン中のみなので注意
オススメ順としては3.2.1なんですが、順を追って説明していきますね。
ETHをETH(Polygon)にブリッジする方法
ETH(Polygon)を入手することだけを考えれば簡単だけれどちょっと手間なのがこの方法です。
別のネットワークにトークンを移動させることをブリッジといいます。
OpenSeaのポリゴン作品を買う場合、ETH(Polygon)とガス代のMATICの2つが必要になるので、この方法を使う場合は
- CEXでMATICを用意する
- ETHをブリッジでETH(Polygon)に替える
という2つの行程が必要です。
MATICは別途用意するとして、ブリッジの方法を説明していきます。
- MetaMaskにETHを用意する
- Polygonの公式サイトにアクセスする
- MetaMaskに接続する
- Polygon Bridgeを選択する
- ブリッジする通貨(今回はETH)を選択して金額を入力する
- 「Transfer」をクリック
この操作でブリッジが完了します。
ETHのブリッジには多少のガス代がかかってしまいます。数ドル~高いときには数十ドルくらいかかるので、ガス代を抑えたい場合にはオススメしません。
MATICをETH(Polygon)にスワップする方法
2つ目の方法はCEXでMATICを用意して、ガス代を残した分をETH(Polygon)にスワップする方法です。
bitFlyerやbitbankといった国内取引所ではMATICの取扱いがあるので、1つ目の方法よりも圧倒的に楽です。
MATICをETH(Polygon)に替えるときはQuickSwapを使うのが一番簡単です。
本ブログでは、できるだけDEXなどのリンクは貼らないようにしています。仮想通貨の世界では詐欺がたくさん溢れていて、公式のTwitterアカウントなどを介さずにGoogle検索の最上位のページやこういった個人のブログに貼られているリンクを安易に信じて飛ぶと、偽のページへ誘導されてウォレットの中を抜かれるといったことがザラにあります。 そこでQuickSwapのリンクは公式のQuickSwapへのリンクを貼っているので、Bio(概要欄)のリンクからUniswapへ飛ぶようにしてください。
余談ですが、Twitterで「QuickSwap」と検索すると、笑えるほどたくさんの偽アカウントが出てきます。
公式アカウントを探した時に候補が複数出てきたときの見分けるコツですが、
- 「team」とか「support」が名前についてるのは100%偽物
- フォロワー数が少ないものは偽物(フォロワー10万以上の偽垢もある)
- 有識者がフォローしているアカウントが本物
といった感じです。
特に最後の「有識者がフォローしているアカウント」を目安にしてください。
数千人以上フォロワーがいる仮想通貨系の発信をしているアカウントをいくつかフォローしておけばある程度安心です。
話を戻しますが、国内取引所でMATICを購入したら、
- MetaMaskにMATICを送る
- QuickSwapにアクセスします。
- MetaMaskを接続しましょう。
- 「Swap」を選択してMATICをETHにスワップするようトークンを選択。
- 金額を入力したら「Swap」をクリックしてメタマスクで確認します。
JPYCをETH(Polygon)にスワップする方法
最後に国内取引所を使わずにDEXだけでETH(Polygon)を入手する方法です。
仮想通貨にはステーブルコインといって、法定通貨に価格が連動するように仕組まれているトークンがあります。
代表的なものは米ドルに連動したUSDT、USDCといったものですね。
日本国内では日本円に価格が連動したJPYCという仮想通貨があります。
それを購入してETH(Polygon)にスワップする方法を最後に解説しますね。
- 公式サイトへアクセスします。
- ネットワークを選択して(デフォルトでPolygonが選択されています)、購入希望額を入力します(1円=1JPYCです)
- 送信先のウォレットアドレス、名前・メールアドレスを入れていきます。
- 「上記に同意する」にチェックして確認画面に移ります。
- 個人情報の入力が求められるので、入力したら再度「確認画面へ」
- 本人確認書類の提出が求められるので、スマホでQRコードを読み込んで指示通りに進めます
- 全て進めると申し込みが完了です
- 申し込みから1週間以内に指定の口座に入力した金額を振り込みます
- 振り込みが確認され次第JPYCが指定ウォレットに送金されます
- JPYCを受け取ったらQuickSwapでETH(Polygon)にスワップしましょう
ポリゴンチェーンのJPYCをメタマスクで確認するには、JPYCをトークン追加しておく必要があります。
JPYC(Polygon)のコントラクトアドレス
0x6ae7dfc73e0dde2aa99ac063dcf7e8a63265108c
以前はKYC(本人確認)の作業は必要なかったんですが、国の認可を受けるための動きの一環で導入されたみたいです。
今のところキャンペーンでガス代に充ててくださいということで0.1MATICが付与されるので便利ですが、手間だと感じるのであれば2つ目の方法でbitFlyerやbitbankでMATICを買ってスワップするのが楽だと思います。
まとめ
OpenSeaでポリゴン作品を買うためのETH(Polygon)を手に入れる方法を解説しました。
楽さで言えば、国内取引所でMATICを用意してMetaMaskに送った後、QuickSwapでスワップするのが一番簡単だと思います。
ガス代分得したいならJPYC、でなければMATICをスワップ、という考えでいいでしょう。
DEXに慣れるいい機会になるので、初めは億劫かもしれませんが頑張ってください。
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