本記事ではNFTをこれから触ってみようと思っている仮想通貨初心者に向けて
- NFTとは何なのか
- NFTで稼ぐ方法はどんなものがあるのか
- NFTを始めるために必要なもの
- NFTの買い方
- NFTの売り方
- NFTを始める上で身に着けた方がいい基礎知識
といったことを総合的に解説してまとめていきます。
仮想通貨がこれから、という人には初めて聞く言葉や慣れない仕組みがいっぱいあるので、ぜひここで下地を積んでからデビューしてください。
NFTとは
NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、「代替不可能なトークン」という意味を持っています。
ブロックチェーンの技術を用いることで、替えの利かない1つだけのトークンが作れるようになりました。
NFTの大きな特徴は、
- ブロックチェーン技術が使われているため、送付履歴の偽造や複製ができない
- 世界中の人が送付履歴などのデータをパブリックに確認できる
- メタデータ上の画像情報をPFP(SNSなどのアイコン)に使用できる
- 転売が可能で、2次流通の売り上げの一部が発行者に還元されることができる
といったものがあります。
もう少し噛み砕いて言うと、
- 送付履歴が正確で
- 誰でも履歴などのデータを見ることが出来て
- 画像などをSNSのプロフィールアイコンなどに使用できて
- 世界中の誰とでも売買が可能で売上の一部を作者に還元できるもの
という感じです。
売買には24hいつでも世界中の誰とでもやり取りができる仮想通貨を使うので、とても大きな市場に簡単に関われるようになりました。
NFTの勘違いあるある
NFTについてググるとよく
みたいな言葉を目にしますが、厳密にはそうでなかったりします。
恐らく9割以上のNFTアートと呼ばれるものは、イラストや音源、動画といった作品のデータはブロックチェーン内には格納されておらず、どこか他のサーバーに保存されています。
唯一であると言えるのは発行されたトークンそのものだけで、画像などは保存されたサーバーへのリンクが紐づけられているだけなんです。
なので全く同じデータを右クリックでコピペしてNFT化することは簡単にできちゃうので、
NFT化した作品は複製されることがない!
というのはあまり正しくありません。
ぶっちゃけて言えば、
トークンのIDは重複しないので履歴を辿れば「一番初めに発行されたオリジナルであろうもの」は特定できるけれども、そこまで確認する人はまだまだ少数派なので、簡単にコピペで作られたNFTを間違って買ってしまう人は余裕でいるし、偽物を作って売って稼いでる人はいっぱいいる。
という感じです。
なので「NFT画期的!最強!」という主張の根拠が「唯一無二性」である場合は、たいてい間違っています。
ここを勘違いしてしまうと詐欺に引っかかりやすくなってしまうので、お気を付けください。
NFTで稼ぐってどういうこと?
先にNFTの夢を壊すような話をしてしまいましたが、間違いなくNFTには稼げる可能性があります。
「NFTで稼ぐ」方法は、大きく分けると2つです。
- 自分でNFTを作って売る
- NFTを買って転売する
アートのクリエイターさんであれば自身の作品を売ることができますし、コレクターやNFTゲームのプレイヤーなら、NFTの転売などで稼ぐことができます。
NFTの良い所は、
- 仲介の銀行や企業、組織を挟まずに
- トラストレスなシステムを使うことでNFTの売買ができて
- 世界中の人とそのやり取りが可能で
- しかも仮想通貨を使っている人の多くはある程度使ってもいいと思える資産を保有していてかつ財布の紐が緩いことが多い
という点です。
2万円のご飯はいかないくせに0.1ETHのゴミになるかもしれないアートを秒で買ったりするような人たちの集まりです(言い方はアレですが本当にそうなんです笑
そういった億・兆が動く市場に簡単に参加できるのがNFTの魅力だと思っています。
どうしても仮想通貨市場の勢いに大きく影響されやすい分野で落ち込んでいるときはなかなかチャンスが巡ってきませんが、盛り上がってるときはすごいですよ!
NFTを始めるために必要なもの
本当に0から仮想通貨を・NFTを始めるという場合は、以下のものが必要です。
- MetaMask(メタマスク)などのウォレット
- 国内の仮想通貨取引所の口座(日本円→仮想通貨のため)
- ETHを購入してメタマスクに送っておく
- NFTマーケットプレイス(OpenSeaなど)のアカウント
MetaMask(メタマスク)の用意
仮想通貨やNFTのやり取りにはウォレットと呼ばれる暗号資産を保管する場所が必要です。
ウォレットにはいろんなものがありますが、最もよく使われているのはChromeの拡張機能であるMetaMask(メタマスク)ですね。
一番初めに用意するなら情報も多く分かりやすいのでメタマスクをオススメします。
メタマスクのウォレット作成方法は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
国内の仮想通貨取引所の口座開設
日本円を仮想通貨に替えるには、国内の仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
本記事ではNFTの世界最大マーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)の使い方を説明しますが、手数料と作品の価格の両方が安いことが多いNFT(ポリゴンチェーン)を買うときにMATICという仮想通貨が必要になるので、
国内取引所ではMATICを取り扱っているbitFlyerかbitbankをオススメします。
取引所の口座開設や維持にはお金がかからないので両方開設しても問題ありませんが、どちらか1つを選びたくて選ぶ基準が欲しい、という場合は、
- bitFlyer…使うとポイントではなくビットコインが還元されるクレカが発行できるので、普段からクレジットカードを使っている人にはオススメ
- bitbank…トレードできる銘柄が豊富でトレーダーから人気があるので、仮想通貨のトレードにも興味があるならオススメ
といった感じです。
bitFlyerのクレジットカードについては以下の記事で解説しています。
仮想通貨(ETH)を買う
国内の取引所の口座開設が完了したら、NFTを買うために必要な仮想通貨を買いましょう。
本記事ではNFTとマーケットプレイスとしてOpenSea(オープンシー)を紹介しますが、オープンシーはイーサリアムのブロックチェーンを利用しています。
なのでNFTの売買のほとんどはETH(イーサリアム)が使われています。
初めての購入では普通のETHか、アイコンが紫のポリゴンチェーンのETHのどちらかを用意します。
多くの作品は普通のETHで売られています。
イーサリアムの特性上、数百円~高い時は数千円の手数料(ガス代)がかかってしまうことがあるので、作品の値段もガス代も抑えたい、という場合はポリゴンチェーンのETHで出品されている作品を探すこともできます。
Twitterで「#NFT宣伝枠」というハッシュタグで検索すると、クリエイターさんたちが宣伝している作品がいっぱい出てくるので、初めはそこから自分の気に入ったものを探すと見つけやすいと思います。
普通のETHは国内取引所で簡単に変えますが、ポリゴンチェーン上のETHを手に入れるにはブリッジもしくはスワップといった手順が必要になります。
詳しい方法は下記の記事でまとめているので参考にしてください。
それぞれのETHの違いはこちらの記事で詳しく解説しています。
OpenSea(オープンシー)のアカウント作成
NFTを売買できるマーケットプレイスは、一番初めは世界で最もユーザーの多いOpenSea(オープンシー)から始めることをオススメします。
市場が大きい所の方が作品の数も多ければそれだけ買い手もいますから、条件的にも理想的です。
OpenSeaの公式サイトで用意したメタマスクを接続すれば、メタマスクのウォレットアドレスがそのまま自分のアカウントになります。
OpenSeaの始め方は買い方と売り方の説明とセットで解説しますね。
NFTの買い方
本記事を読みながら進めている人は既にメタマスクと国内取引所の口座が準備できているはずです。
NFTの買い方は以下の記事にまとめているので参考にしてください。
NFTの売り方
OpenSeaでのNFTの売り方は
- 自分の作品を売りたい人
- 買った作品を売りたい人
の2パターンに分けて、以下の記事で解説しています。
NFTを始める上で身に着けておくべき基礎知識
これからNFTを始める、仮想通貨も初めてという人は、ここまで読んだ時点で慣れないことがいっぱいあったと思います。
そろそろ疲れてきたと思いますが、あと少しだけお付き合いください笑
仮想通貨やNFTに触っていると、ほとんどの人はどこかのタイミングで詐欺に遭います。
NFTだと、「知らないNFTがいつの間にか自分のコレクションに入っていて、触っている間に自分のウォレットのNFTが取られてしまった」なんてことも。
そういった身に覚えのない変なNFTはOpenSeaなどを使っているうちにいつの間にか送られてくるので、対処法を以下の記事にまとめています。
また、万が一知らないNFTに触って自分のウォレットの資産が抜かれてしまったという場合は、それ以上被害が拡大する前にどこかのタイミングでしてしまった承認を取り消す(Revokeする)必要があります。
Revoke(リボーク)の方法についても別の記事でまとめているので、予防の知識を身に着けるためにもぜひ目を通しておいてください。
まとめ
これから仮想通貨を、NFTを始めるという人向けに解説しました。
初めてのときは慣れない言葉や仕組みが多くて気疲れすると思いますが、一度慣れればとても快適な世界です。
1つずつこなしながら楽しんでください。
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当ブログ「CWC」は、
仮想通貨の初心者に有益な情報を発信する
をモットーに情報発信しています。
仮想通貨の市場はめまぐるしく進化していて、新しいプロジェクトが立ち上がっては消えていく世界なので、「稼げる情報」をブログから探すのには向きません。
ブログのような媒体で役に立つ情報は
- 鮮度が関係ない、根幹の知識になるような情報
これがメインです。
そして、こういった情報ほど、キーワード検索で探すのが難しかったりします。
「仮想通貨 稼げる」「草コイン 100倍」「仮想通貨取引所 おすすめ」とかはすぐ浮かぶと思うんですが、
じゃあ実際に稼ごうとしたときに今まで聞いたこともないような単語や仕組みがいっぱい出てきて戸惑うんですよね。
そういったものをブログを通してカバーしようと頑張っているんですが、正直こういったものは直接誰かに聞くのが早いです。
人によって何が分からないとか難しいかなんてそれぞれですし、全く同じ説明でも分かりやすいと感じるかどうかに差が出ます。
なので、CWCではブログだけではなくDiscordサーバーも運営しています。
運営といっても、質問があれば答えたり、何か美味しい案件があれば共有するといった、「常にすごい賑わっている」ような意識高いサーバーではなくて、もっとゆるい感じです笑
筆者自身、仮想通貨の世界に足を踏み入れたとき初めにけっこう苦労したんですが、質問できる環境が見つかってからすごく楽でした。
仮想通貨で稼ぐと一言に言っても、いろんな方法があって、人によって興味を引かれる分野は違います。
稼げる案件はいろいろあるんですが、1人で全部の情報を追うことなんて到底できないです。
仮想通貨で稼ぐ最短の方法は、個人戦ではなくチーム戦なんですよね。
なのでCWCのDiscordサーバーでは、
- 初心者さんでも気軽に質問や会話ができる環境を用意して
- 美味しい案件があれば共有しながらあわよくばメンバーがレベルアップすることで
- 今度は何か美味しい話があれば振ってもらうようになる
を目指しています笑
何か喋ってくれたら必ず誰かが反応するので、よければぜひ覗きに来てみてください。