仮想通貨取引を始めようと思っている人、もしくは始めたばかりの人の中には
という考えを持っている人もいると思います。
私は海外での経験があるので英語は問題ではなかったんですが、「どの取引所を使えばいいのか」がイマイチ分からなくて少し迷いました。
今だから言えることは、
「日本在住で海外取引所を探してるなら、普段使いはBinance(バイナンス)一択でいい」
ということです。
本記事では
- なぜBinance(バイナンス)一択なのか
- 他の海外取引所はどういったときに使えばいいのか
を解説していきます。
Binance(バイナンス)とは
Binance(バイナンス)は2017年に香港で設立された仮想通貨取引所で、世界最大級の規模を誇っています。
1日の取引高は世界一、ユーザー数も1000万人を超えていて、不動のトップの座に居座っているような取引所です。
取扱いしている通貨数は300以上で、
「バイナンスに上場するなら期待できる」
と箔がつくような扱われ方をしています。
会社の資金力・影響力ともに潤沢で、トップの座を既に獲得しているため取引所間での仮想通貨ユーザーの取りあいには関心がなく、積極的にいろんな界隈のインフルエンサーたちと繋がっては市場規模の拡大に貢献してくれている会社です。ありがたい。
- 圧倒的強者で
- 資金も潤沢にあり
- ブランドが汚れないよう、ある程度の期待値のある仮想通貨を選んで上場してくれている
そんなイメージを持ってもらえればいいかと思います。
もう少し細かい特徴も
あまりザックリしすぎてもいけないと思うのでもう少し詳しく説明していくと、
- 手数料が安く
- 日本語にも対応していて
- ユーザー数が多いので板も厚い
といった特徴があります。
Binance(バイナンス)の取引手数料は最低水準
Binance(バイナンス)の取引手数料は0.1%で、他の多くの海外取引所の0.2%と比較しても最低水準です。
出金手数料もリーズナブルで、設立当時から「手数料が安い!バイナンスしか勝たん!」みていな感じでした。
さらにバイナンスの独自トークンであるBNB(バイナンスコイン)を使用すると、取引手数料は半額の0.05%まで下がります。
Binance(バイナンス)は日本語対応
また、サイトとアプリ(iOS/Android両方対応)は日本語に対応していて、日本人でも使いやすくなっています。
「海外取引所=英語=ムリ」みたいなイメージを持ってる人がいれば、安心できる材料ですね。
一時期金融庁の警告を受けて日本語対応を停止していたときもありましたが、今では復活しています。
(「将来また使えなくなるんじゃないの?」という疑問には後で答えていきます。)
Binance(バイナンス)は取引板が厚い
こういった取引所では仮想通貨を買うときに
- 販売所:運営から直接購入する
- 取引所:ユーザー同士で売買する
の2つの方法が用意されています。
運営から直接購入すると手数料が上乗せされるため、普通はみんな取引所でトレードして自分の欲しい仮想通貨を手に入れます。
ここで大事なのが「板の厚さ」。
たとえばビットコインを300万円の価格で1BTC買いたいとき、300万円の価格で売ってくれる人(板)が0.5BTCしか無かったら、半分しか300万円の価格では購入できません。
この状態を「板が薄い」と言います。
ユーザーが少ない取引所や人気のないコインのチャートでは板が薄くなりやすいです。
板が薄いと成行買い(売り)をした場合価格は滑りますし、指値買い(売り)の場合は板が足りるまで待ちぼうけになります。
その点Binance(バイナンス)は先ほど書いたようにユーザー数1000万人以上で1日の取引高も1位ですから、板の厚さがある程度保たれています。
「普段使いならBinance一択」
その大きな理由がこれですね。
Binance(バイナンス)の口座開設方法
バイナンスのアカウント登録は次の3ステップで簡単にできます。
-
STEP1アカウント作成パスワード設定とメールからアカウント認証
-
STEP2二段階認証の設定SMSとアプリから二段階認証を設定
-
STEP3本人確認基本情報入力と本人確認書類の提出
アカウント作成手順
公式サイトの「今すぐ登録」をクリック。
居住地を確認されるので、選択して「承認」。
メールアドレス・バスワードを入力したら、「アカウント作成」。
「コードを取得」をクリックすると、登録したメールアドレスに認証コードが届くので、入力して「提出」をクリックします。これでアカウントの作成は完了です。
数分でアカウントの作成は終わります。
次にセキュリティのために二段階認証の設定をしておきましょう。
二段階認証設定
アカウント作成後、画面右上の「ダッシュボードに移動」をクリックします。
するとGoogle認証とSMSでの認証を選べるのですが、今回はよりセキュリティ面で安全なGoogle認証の方法を説明します。
二段階認証に使用するアプリ「Google authenticator」を指示に従ってインストールします。
途中でバックアップのためのキーが表示されるので、必ずメモして残しておきましょう。
登録メールアドレスに送られる認証コードと、Google Authenticatorに表示される6桁の認証コードをそれぞれ入力して「次へ」をクリックします。
これで二段階認証の設定は完了です。
本人確認書類の提出
数分で完了するアカウント登録は「ベーシックアカウント認証のみ完了した状態」なんですが、それだと1日に0.06BTCまでしか出金することができません。
上限額を引き上げるためには本人認証が必要になります。
Binance(バイナンス)へログイン後に右上のアカウントボタンをクリックし、「身分証明」へ進むと、本人確認を進めることができます。
指示される本人確認書類をアップロードし、審査が完了すれば1日の出金上限額が5万ドルまで引き上げられます。
2022年1月時点では日本に居住しているユーザーは最大限度額が20万ドルになる認証プラスは利用不可のため、1日5万ドルが上限です。
海外取引所に対して持ちがちな不安
既に言語と安全性に関してはある程度説明してきました。
- 日本語に対応しているので言語は問題ない
- 世界一の規模を誇る取引所なので、なんなら国内取引所より安心できる
言語と信頼以外に知り合いからも良く聞く不安が
です。
海外取引所が使えなくても問題はない
まず大前提として、
海外取引所が使えない=国内取引所で取り扱っていない仮想通貨はもう触れない
これは間違いです。
私たちが仮想通貨をトレードするとき、特に初心者の方は国内取引所のような「会社が運営している取引所」を想像しますが、実は他にもトレードの方法はあります。
それがDEX(デックス:FCE分散型取引所)です。
取引所には、
- CEX(シーイーエックス):コインチェックやバイナンスのような中央集権的な取引所
- DEX(デックス):パンケーキスワップやユニスワップのような分散型取引所
があります。
もっと分かりやすく言うと、仲介者を挟んで取引するのがCEX、ユーザー同士が直接取引するのがDEXです。
企業が存在せず、事前に定められたルールに従って自動的に取引を実行してくれる取引所があるんですが、CEXが使えなくなったらそっちを使えばいいだけの話です。
DEXには本人確認や口座開設の手続きは不要です。
DEXが取り扱っているチェーンに対応した個人のウォレットを接続すれば、誰でも自由に利用することができます。
日本円を仮想通貨に替えるときだけ国内取引所を使って、後はDEXを使えば解決。
それだけの話です。
出金できなくなったら!?
これもあまり心配する必要はありません。
使えなくなるなら事前に通知が来ますし、個人のウォレットに移せば済む話です。
もっと言うと、トレード(利用)しない間は基本的にCEXの口座に資産を預けっぱなしにすること自体が賢くありません。
- 必要なときに
- 必要な金額だけ
- 取引所の口座に資産を入れている
この状態さえ保っていれば、何も心配する必要がないんです。
- 国が認めている間は自由に使えばいい
- 使えなくなってもDEXを使えばいい
というか自由・非集権的が売りの暗号資産をなぜ政府が縛ろうとするのか、ふざけるな
Binance(バイナンス)以外の方がいいときはあるのか
たいていのコインは扱っていて、取引板も厚く、手数料も安いしでパーフェクトに感じられるバイナンスですが、他の取引所を使った方がいい場面もあります。
代表的な例は「バイナンスが取り扱わないような草コインを売買したいとき」です。
初めに書いたようにバイナンスはトップの看板を背負ってますから、イマイチ信頼できないコインや新しく出たばかりで知名度もまだまだなBCGトークンなどはあまり上場しません。
そういったコインはMEXCやOKXといった海外取引所で上場することが多いです。
なので自分が触りたいコインの種類や取引可能な方法(レバレッジや先物など)によっては、他の海外取引所の方がいいこともあるんです。
詳しくは別記事にてまとめています。
Binance(バイナンス)まとめ
ということでバイナンスの特徴や口座開設手順、よく聞く不安に対する答えなどをまとめました。
- 世界一の取引所なので、普段使うならここで大丈夫
- ユーザーが多いので、一番取引板が厚いし
- 手数料も安い。言うことなし
- 言語や安心面でも◎
- 国が認めている間は存分に活用しよう
日本在住のユーザーなら、海外取引所はバイナンス一択でいいでしょう。
普段使いならバイナンス、目的に応じて他の海外取引所。
こういった棲み分けを実際多くの現役はしています。
日本ではBybit(バイビット)がよく勧められていますが、当ブログではBybitに反対の姿勢を取っています。危険なので。
詳しくは別記事を読んでみてください。
一位には一位の理由があります。
無難にバイナンスをいっぱい利用してくださいね。