Metamask(メタマスク)を使っていると、
- 普段はデスクトップで使っているけど、出先でも使えるようにラップトップにも入れたい
- ↑と同じ理由でスマホに入れたい
- 他のウォレットのアカウントをメタマスクにインポートしたい
といったことが出てくるかもしれません。
本記事ではメタマスクのアカウントをインポートする方法と、実際に使うような活用例を紹介します。
MetaMask(メタマスク)のアカウントをインポートする手順
ちなみにメタマスクのアカウントをインポートする方法は、
- シークレットリカバリーフレーズを入力してインポート
- 秘密鍵を入力してインポート
の2つがあります。
新規のブラウザやデバイスにアカウントをインポートする場合はシークレットリカバリーフレーズを。
既存のアカウントに特定のアカウントを追加したい場合は秘密鍵を使います。
シークレットリカバリーフレーズを使ってアカウントをインポートする方法
-
STEP1MetaMaskをダウンロード
新しいブラウザ・デバイスに既存のメタマスクアカウントをインポートするためには、まずメタマスクをダウンロードします。
-
STEP2ウォレットをインポートを選択
-
STEP3同意して次へ
-
STEP4シークレットリカバリーフレーズを入力
12個の単語を順番に入力し、パスワードを設定したら同意事項にチェックをつけて、インポートをクリック。
-
STEP5すべて完了
すべて完了をクリックすれば、アカウントのインポートが完了です。
秘密鍵を使ってアカウントをインポートする方法
シークレットリカバリーフレーズは手元にメモがあると思いますが、秘密鍵は一度調べてコピーする必要があります。
まずは秘密鍵の確認から進めていきましょう。
-
STEP1・が3つ縦に並んでいるアイコンをクリック
-
STEP2アカウントの詳細をクリック
-
STEP3秘密鍵をエクスポート
-
STEP4メタマスクのパスワードを入力して確認
-
STEP5秘密鍵をコピー
秘密鍵をコピーできたら、いよいよアカウントのインポートに移ります。
-
STEP1メタマスクの右上アイコンをクリック
-
STEP2アカウントをインポートを選択
-
STEP3秘密鍵をペーストしてインポート
-
STEP4アカウントのインポート完了
MetaMask(メタマスク)のアカウントを複数インポートする際の注意点
メタマスクのアカウントをインポートしたいとき、例えば同一のシークレットリカバリーフレーズの
- アカウント1
- アカウント2
- アカウント3
全てをインポートしようとすると、シークレットリカバリーフレーズを入力してインポートされるのは、初めから存在したアカウント1のみです。
この場合、
- シークレットリカバリーフレーズでアカウント1をインポート
- 秘密鍵を使ってアカウント2と3をそれぞれインポート
というように、3回インポートの作業を行う必要があります。
個別に移す作業が必要なので、シークレットリカバリーフレーズを使ったのに他のアカウントが移動できてない!?と慌てないようにしましょう。
MetaMask(メタマスク)のアカウントインポートの活用例
ちょうど最近流行っていた(る?)STEPNを例に出してみたいと思います。
STEPNでは、
- Solanaチェーン
- BSC(バイナンススマートチェーン)
- ETHチェーン
の3つが2022/7/29時点で存在します。
このうちのBSCとETHチェーンはメタマスクでもカバーできますよね。
つまり、STEPNのアプリ内でウォレットを作成するとき、実はメタマスクのアカウントをインポートすることができるんです。(もちろん逆も可能です)
メリットとしては、
- アプリのアップデートなどでアプリからウォレットを開けなくても、メタマスクをPancakeSwapやUniSwap/DooarSwapなどでトークンをスワップできる
(※Solanaチェーンのウォレットは、ファントムウォレットで代用できます) - STEPNアプリでいちいち新しいウォレットを作る必要がなくなる
といったものがあります。
あとこれは小技になりますが、STEPNアプリで新しくウォレットを作った後に、間違えてGOXしてしまってもメタマスクにアカウントをインポートすることでトークンを抜き出すことができます。
メタマスクのETH(BSC)を、ステップンのETH walletに送ってしまった。
マジで1万円くらいでの損失で済んで良かった😣
仮想通貨怖いわー— じぇいぴー@デリナビ!の管理人 (@uberpartnerjp) July 28, 2022
↑のツイートを読んで、解決策は浮かびましたか?
- STEPNのETHウォレットをメタマスクにインポートする
- BSCのネットワークを追加して、ETH(BSC)のトークンを追加する
これで間違えて送ってしまったETH(BSC)は表示されて、もとのメタマスクに送り返すなりなんなりできますよね。
同じチェーンに対応したウォレット同士であれば、アカウントをインポートできる。
これを知っているのと知らないのとでは、できることに大きな差が生まれることが分かったと思います。
まとめ
MetaMask(メタマスク)のアカウントをインポートする方法と実用例を解説しました。
便利な機能ですが、シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は極力使うケースを減らすにこしたことはありません。
必要な時だけ活用するようにしましょう。