仮想通貨の取引所は海外の方が圧倒的に規模が大きいんですが、日本に住んでいる私たちは日本円から仮想通貨に替えるため、国内の取引所を一旦使うことが多いです。
目的やそのときの状況によってオススメできる取引所は変わってきますが、その中でも一定の評価を集めている取引所の1つがGMOコインです。
本記事では、
- GMOコインの特徴やメリット
- 他の国内取引所と比較したときの強み
- GMOコインの口座開設方法
を解説していきます。
GMOコインの特徴
GMOコインは、大企業のGMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。
IT系の企業でGMOクリック証券などを運営しているため、セキュリティなどは当然ちゃんとしています。
そんなGMOコインですが、普段使いにオススメできる一番の理由は「コスパの良さ」です。
GMOコインのメリット:とにかくコスパ最強
GMOコインを使っている仮想通貨民は基本的にこれが理由でGMOコインを使っています。
入出金や取引にかかる手数料が安い。とにかく安い。
- 入金:無料
- 出金:無料(2000万円を超える場合は400円/回)
- 仮想通貨の送金:無料
出金手数料や仮想通貨の送金で手数料を取るとこって、けっこうあるんですよね。
例えば仮想通貨の送金手数料1つとっても、
各取引所 | コインチェック | ビットフライヤー | GMOコイン |
BTC | 0.0005BTC | 0.0004BTC | 0BTC |
小数点が多いから気にならないかもしれませんが、2022/8/27時点のレートで計算すると、1000~1500円もかかるんです。大きくないですか?
NFTアートを売って稼いでるクリエイターさんとかだと、出金や仮想通貨を個人のウォレットに送金する度に数百円~数千円以上かかっちゃうってことです。
追加で入金したり出金する度にこの手数料と考えると、けっこうな痛手ですよね。
なのでこういった手数料が0で済むというのは、本当にありがたい話です。
取引手数料はなんなら得することも
さらに嬉しいのが、GMOコインはMaker(メイカー)注文の場合「マイナス手数料」が受け取れます。
取引所で取引するとき、
- Taker注文:成行注文のように、既存の板から取って【テイク】注文を約定すること
- Maker注文:指値注文のように、板を置く【メイク】してその価格に合意した他のユーザーと売買すること
の2つの注文方法があるんですが、GMOコインではMaker注文で注文が成約した場合、マイナス手数料、つまり手数料が逆にもらえます。
Taker注文 | 0.05% |
Maker注文 | -0.01% |
利用することでむしろプラスが出るのは嬉しいですよね。
GMOコインのデメリット:知名度はまだまだこれから
と思われるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。
仮想通貨民の中には理由があってGMOコインを選ばない人もいます。
一番の理由は、知名度がまだまだ発展途上でユーザーが他と比べると少なく、取引所の板が薄いことです。
国内の取引所を使うときに気を付けないといけないのが、板の厚さです。
たいていの取引所では、「販売所取引」と「取引所取引」の2通りの方法があります。
- 販売所取引:取引所から直接仮想通貨を購入する
- 取引所取引:ユーザー同士で売買する
販売所取引の場合、運営も利益を出さないといけませんから、購入時の価格に手数料(スプレッド)を上乗せします。
これがけっこう高くつくのでみんな取引所取引を使うんですが、利用者が少ないと思った価格で売買ができず価格が滑ることがあるんですよね。
GMOコインは板の厚さが薄いことが多いため、それを理由に避ける人がいます。
ただ、数百万一気に買う(売る)!とかでなければ大きく価格が滑ることもないので、初心者で小額(~数十万)で始めるなら心配ありません。
さきほどのメリットの話に戻りますが、Maker手数料がマイナスなのは、板の薄さを補っていこうとしているんだという意図が読み取れますね。
広報を頑張りつつ、マイナス手数料を採用することで既存のユーザー同士が進んで板を厚くしてくれるような仕組みを作っている。
そう考えると、運営の賢さが垣間見えます。今後に期待できますね。
GMOコインの口座開設・登録方法
そんなGMOコインの口座開設方法を解説していきます。
-
STEP1メールアドレスの登録
メールアドレスを入力し、「私はロボットではありません」にチェックをつけたら「口座を開設する」をクリック。
登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、本文のリンクへ飛びます。
-
STEP2パスワードの登録
パスワードを2回入力します。
自分の資産を守るためのものなので、パスワードは普段使いまわしているものではなく、複雑なものを設定するようにしてください。
-
STEP32段階認証の設定
次に2段階認証を設定します。
電話番号を入力して、「コードを送信」をクリック。
これで認証が完了します。続いて口座開設に移りましょう。
するとショートメッセージで6桁の認証コードが届くので、入力して「認証する」をクリックします。
-
STEP4口座開設
「開設申込へ進む」をクリック。
本人確認書類に記載されている内容と相違がないように必要項目を入力して、「確認画面へ」
内容を確認したら、「確定」をクリックします。
本人確認の方法は
- かんたん本人確認
- 画像アップロード
の2つがあります。画像アップロードを選択すると無駄に手間がかかってしまうので、圧倒「かんたん本人確認」がオススメです。
その際に本人確認書類が必要になりますが、
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
外国籍の方は
- 在留カード
- 特別永住者証明書
上記の書類が本人確認書類として使用できます。
本人確認書類の提出が完了すれば、あとは審査が完了するのを待つだけです。
-
STEP5口座開設コード入力
本人確認の審査が完了すると口座開設コードが送られてくるので、GMOコインの管理画面から口座開設コードを入力します。
これで取引ができるようになります。
GMOコインの使いやすい活用方法
コスパ最強で便利なGMOコインですが、PCとスマホアプリの両方に対応しています。
ですが、実際に使うならPCだけに限定することをオススメします。
理由は
- スマホだと送金時にアドレスのコピペがPCより煩わしい
- 特に取引所口座に仮想通貨を入れるなら、普段持ち運ぶスマホに入れるのは良くない(せっかくデジタルなのに全財産入った財布を持ち運ぶのはナンセンスです)
- GMOコインのスマホアプリはUIが少し使いづらい
があります。
これは仮想通貨全般の話になりますが、基本的に仮想通貨を触るときはPCにすべきです。
ウォレットが相手の手に渡れば全て中身を引き抜かれますから、スマホなどで個人のウォレットや取引所のアプリを入れて持ち運ぶのは賢明ではありません。
また、他の取引所のものと比べると、GMOコインのスマホアプリは少し使いづらい部類に入ります。
あえて安全のリスクを下げてまで使うことはオススメしません。
- 取引所口座のウォレットにはお金を入れっぱなしにしない
- 緊急時だけ使う
ということであればスマホアプリを入れていてもいいと思いますが、基本的にはPCで使うことをオススメします。
GMOコインまとめ
ということで、GMOコインについて解説しました。
- 基本的な手数料はほとんど無料で
- Maker手数料はなんとマイナス
仮想通貨界隈では、「ブログでよく見かける某取引所に登録して始めたけど、界隈の先輩から損してることを教えてもらってGMOコインなどに乗り換えた。」
という話をよく見かけます。
みなさんもTwitterをしているなら、仮想通貨のフォロワーや自分がフォローする相手が増えるといつか目にするでしょう。
リテラシーがついた人たちがよく利用する。この事実はかなり大きいと思います。
国内取引所選びで迷っている初心者向けの記事でも解説していますが、国内取引所は別に1つに絞る必要はなくて、複数持っている方がメリットがあります。
どれかに絞ろうとか考える必要はありませんし、とりあえずGMOコインはおさえておく。
くらいの気持ちでもいいと思います。
最後に宣伝
当ブログは私自身が仮想通貨の世界に足を踏み入れて、
「下調べにブログやYouTubeでいろいろ読んだり観たりした情報と、実際にやってみて分かった情報にだいぶ差があるぞ!」
と気づいて感じてきたことをもとに、「仮想通貨初心者にとって有益な情報を発信する」ことをモットーに運営しています。
情報発信する側もボランティアではありませんから、そりゃぁ紹介料の良い案件があればそれを勧めるのは当然でしょう。
ですが当ブログでは利益ではなく、生の情報を大切にしていきたいと考えています。
そしてそういった生の情報は、常に更新されていてこういったブログのような媒体では伝えきれないことがほとんどなんですよね。
そこで当ブログCWCでは、Discordのコミュニティも運営しています。
仮想通貨仲間たちが集まって、
- 初心者さんの質問に答えながら
- 最新の情報を共有し合いつつ、
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そんなことをやっています。
特に初心者の方にとっては有益な場になるよう工夫しているので、ぜひ参加してみてください。