BCG

【稼ぐには基本から】BCG(ブロックチェーンゲーム)をお金の流れの観点から解説

なんかゲームをプレイするだけで稼げるらしい

これくらいのイメージでBCG(ブロックチェーンゲーム)に興味を持つ人はけっこう多いと思います。

というか私がそうでした笑

実際手を出してみると、プレイするまでの準備というか行程が仮想通貨なんてほとんど知らない私には苦痛で、かなり苦労しました。

いくつかBCGに手を出して分かったことは、「あ、これどんなふうにお金が流れてるのか理解してないと養分になるだけだぞ」ということです。

稼げそうなBCG銘柄を探すよりも先に基本を押さえておかないと、損する確率がめちゃくちゃあがります。例えアツいものを見つけられても。

ということで本記事では

  • そもそもBCGってなんでプレイするだけで稼げるのか
  • そのお金はどこから来ているのか
  • ちゃんと収益プラスで終えるために気を付けるべきことは何か

といったことを解説していきます。

特にこれからBCGに手を出そうとしている人、仮想通貨自体ほとんど触ったことの無い人には有益な内容になること間違いなしなので、損しないためにも自分の中に落とし込んでいってください!

BCG(ブロックチェーンゲーム)ってなに?

BCGは、名前の通りブロックチェーンを活用したゲームです。

ブロックチェーンは1つの独立した組織に管理されず、全体でデータを分散して管理します。

管理されたデータはオープンで誰でも閲覧することができ、改ざんすることが基本的にほぼ不可能です。

この仕組みを活用することで

  • ゲーム内のアイテムをユーザー同士で自由に売買したり
  • ゲームが消えてもキャラやアイテムは残ったり(残ることの意味は…笑い)
  • ゲーム内で獲得したトークンを他の仮想通貨に替えたり

なんかができます。

既存の私たちが慣れ親しんでるゲームみたいにPCやスマホでインストールすることができることに加えて、上記のような特徴が盛り込まれたゲームだと思ってください。

BCG(ブロックチェーン)のお金の流れ

ブロックチェーンを使うことでゲーム内のアイテムやトークンを他の仮想通貨に替えることができる、つまり稼げるようになった。

ということが分かったと思いますが、肝心なのは「そのお金はどこから来るのか」ですね。

BCGが出来上がってリリースされるまでには、基本的には大まかにこんな流れがあります。

  • PJを運営するチームが主にTwitterで頑張って宣伝する
  • TelegramやDiscordに誘導して潜在プレイヤーを増やす
  • ゲームをプレイしてトークンを獲得するためのNFTを作る
  • インフルエンサーや初期から参加してくれていた潜在プレイヤーなど一定の人数にNFTの割引やフリーミントの特典(WL)枠をチラつかせて、NFTのセールの宣伝を手伝ってもらう
  • NFTを売る
  • 売り上げの一部を使ってDEXに流動性を追加する
  • ゲームリリース
  • 後はちょいちょいアップデートしながら次第に衰退していく

最後に恐ろしい締め方をしましたが、本当にこんな感じです。

もっと分かりやすくなるよう、既存のゲームと比較してお金の流れを見ていきましょう。

既存のゲームの場合、

  • 開発費や広告費など、多額のお金が初めにかかる
  • 売り上げで十分プラスを出せるかは、ゲームを売り出してからしか分からない

といった面があります。なので既に知名度がある程度あるゲーム会社じゃないと、なかなか売り上げを出すのは難しいのが現状ですね。

スマホアプリでゲームをリリースできるようになってからもう少し費用が抑えられるようになりましたが、「ゲームをリリースしてから課金や広告によって売り上げを得ている」という、利益は後からついてくるという特徴は変わりません。

それに対してBCGは、

  • ゲームリリース前に稼げるようになるために必要なNFTを買わせる

という手順を踏みます。

そうです、ゲームを作り終わる前にお金を集められちゃうんです。

そしてこのお金が、私たちがゲームをプレイして稼げるお金の出どころになります。

他のプレイヤ―から出るお金によって成り立っている仕組み

BCGをプレイして稼ぐ方法は、主に以下の2通りです。

  • ゲームのキャラやアイテムを他のプレイヤ―に売る(買い手からのお金)
  • ゲームをプレイして獲得したトークンを売る(主にDEXの流動性)

1つ目の「ゲームをプレイして育てた・手に入れたキャラやアイテムの売買」はすぐにイメージが付くと思います。

買い手が直接売り手にお金(仮想通貨)を支払うので、ゲームが盛り上がっている限りは成立しますよね。

じゃあなんのためにキャラやアイテムを買うのか、です。

BCGではプレイすることでゲーム独自の報酬トークン(仮想通貨)を得られるようになっています。

これをDEX(分散型取引所)で売ってUSDT/USDCのようなステーブルコインに替えることで稼ぐのが主流です。

DEXはバイナンスのように中央集権型のCEXと違って、開発チームが発行した報酬トークンと先ほど例に挙げたステーブルコインとのペアで流動性を追加すれば、誰でもペア間でのスワップが可能になります。

DEXの仕組みについては説明が長くなってしまうため別記事にてまとめるので、そちらの参考にしてください。

このDEXがネックで、みんなが報酬トークンを売ってプール内のステーブルコインを取っていけばいくほど、報酬トークンの価格は下がります。

そのため多くの場合は、報酬トークンを消費することでキャラのレベルを上げたりすることで、さらに報酬トークンの獲得量を増やせるような仕組みにすることが多いです。

そうすることで報酬トークンが一方的に売らずに、むしろ稼ぐ高率にブーストをかけるため買う層を作ることで一方的な価格の下落に歯止めをかけるというわけですね。

ただし、これは一時的な対策にしかなりません。

考えれば分かることですが、既存のプレイヤーが増えてきて、それぞれが思う十分な稼ぎが確保できれば、報酬トークンを買い増さずに売り続けるタイミングがいつかやってきます。

そうすると、既存の売り圧が新規の買い圧を上回った瞬間に報酬トークンの価格はどんどん下がっていく一方に。

稼げそうだからみんな手を出すわけで、報酬トークンの価格が下がっているのを見た人は、ゲームをプレイしようとは思いません。

さらに新規参入が減ると、報酬トークンの価格下落に加えて、マーケットでのキャラ・アイテムも全く買われなくなって売値がどんどん下がっていきます。

ここまで来ると、もう終わりまで一直線です。

 

BCG(ブロックチェーン)は今のところ、破滅が決定づけられている

ということで、

「BCGをプレイして稼げるお金は、他のプレイヤーの懐から出ている」

これを知らない、忘れたままでBCGにのめり込むと、ほぼ確実に自分の資産を減らしていってしまいます。

プレイヤー以外からのお金の入口を増やす方法をいろんな開発チームが模索していますが、今のところ成功していません。

そのため、どのBCGも

新規の参入が減る・途絶えると既存のプレイヤーが稼げなくなってプレイヤー人口が減って終わる。

という道を辿っています。

ゲームが面白ければ稼げなくてもやる人はいるだろう!

という意見もあると思います。その通りです。

既存の人気ゲームのクオリティが出せれば、楽しむためだけに課金する層は生まれるでしょうし、運営も継続できるでしょう。

ここで出てくる問題が、「ブロックチェーンの限界」です。

1つのブロックに詰め込めるデータの容量という制限や、この新しい技術に対する開発側の理解がおいついていないなどといった理由で、

既存のゲームクオリティをブロックチェーンを使いながら実現することにかなりのハードルがあります。

そこで現状は、ゲームの面白さよりも稼げることを売りに出すというトレンドから抜け切れていません。

BCG(ブロックチェーンゲーム)で損せずにプラスで抜けるために大切な事

ここまで読んだ方は、BCGってそこまで夢のある者では現状ないことが分かったかと思います。

ある意味、Twitterなどで大盛り上がりを見せているタイミングってほとんどピークみたいなものなんですよね。

早い段階で参入しないと、「すごい人気だからやってみるか」で始めたら損をする可能性の方が高いです。

じゃあどうすればいいのかというと、

  • 早い段階で参入し
  • キリの良いタイミングで売り抜ける

これだけです。

ゲームを楽しむためにやっているなら話は別ですが、そうでないなら割り切るしかありません。

BCG(ブロックチェーンゲーム)の見分け方

早いタイミングで参入するには、自分である程度良し悪しを見極める能力が必要です。

ここではザックリとしたポイントだけ触れますが、最低限の条件として

  • WP(ホワイトペーパー)をちゃんと読み込む
  • 運営がラグプル(逃げる)リスクを見極める

これくらいはやりましょう。

WP(ホワイトペーパー)は、ゲームの仕様やトークンの発行量・分配率などを説明したもので、これを出さないBCGは基本的に触らない方がいいです。

またWPを読めば、既存の物をパクった(ひどいとほぼ丸コピペとかあります笑)だけのものか、しっかり作り込まれたものかが分かります。

また、運営チームの持ち分になるトークンに売れるまでの期限がついていて、かつそれをスマコン(スマートコントラクト)から確認できれば、ラグプルのリスクはそこまで高くないといえるでしょう。

他には正式リリースまでにαテストとしてゲームやアプリがリリースされれば、きちんと開発していることが確認できるので、それもラグプルのリスクを推しはかれる指標になります。

  • ちゃんとゲームが練られているか
  • 実際に開発しているか
  • 持ち逃げしにくい仕組みになっているか

こういった点を確認することが大切です。

BCG(ブロックチェーンゲーム)の引き際

いつ抜ければ損せずにすむか、これは結構難しく感じるかもしれませんが、目に見える数字からある程度タイミングを掴むことはできます。

  • 公式Discordのメンバーの増えるペースの変化
  • マーケットプレイスでの売れている量
  • トークンの価格の変化量

Disocrdの人数があまり増えなくなってきたら、新規参入は減っていると考えられます。

大切な発表などはDiscordのアナウンスやTwitterのツイートでされることが多いので、プレイしてるけどDiscordには入ってない、という人はけっこう珍しいです。

また、データを引っ張り出せるなら、マーケットプレイスでのアイテムやキャラの売れ行き、そしてフロアプライスの動きを追えば、ゲームの勢いが露骨に出てきます。

フロアプライスが下がり、売れる量が減り続ければ、落ちて行く速度が一気に上がるのはそう先のことではありません。

トークンの価格の下落も同じくです。

理想は需給のバランスが崩れ始めたタイミングで持っているキャラやアイテムを売りはらってしまうのが一番です。

運よく(悪く?)持ち直したときは、また買い戻せばいい話ですし、ドキドキはしますが思い切った方が資産を溶かして退場するリスクはグッと減らせます。

BCG(ブロックチェーンゲーム)のお金の流れまとめ

ということで、BCGのお金の流れをまとめました。

  • 現状では、BCGの稼げるお金は他のプレイヤ―から来ている
  • 新規参入が減ればBCGは終わる
  • 稼ぐには、良いBCGを早く見つけて参入し、良いタイミングで抜けることが大事
  • 見分け方は、WPや本当にゲームが実装されているかである程度測れる
  • 抜けるタイミングは、目に見える数字の変化からある程度掴める

あとは1人で全部頑張ろうとせず、BCGの情報などが活発に共有されているDiscordなどを見つけて参加すれば、経験を通して理解が深まっていくと思います。

夢を見過ぎずにしっかり取り組めば稼げるチャンスがあるのがBCGです。

うまく活用して稼いでください!