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ETHのハードフォークがアツい!?戦略をまとめてみた

Ethereumが大きなアップグレード(The Merge)を迎えようとしていて、かなりのビッグチャンスが近づいています。

PoWETHからPoSETHへの移行のタイミングで大きく利益を上げられるよう、全貌と考えられる戦略をまとめていきます。

そもそもの今回のアップグレードの背景

Ethereumは2022年にThe Mergeと呼ばれる大型アップデートを予定されていました。

The Mergeでは、Ethereumのコンセンサンス・アルゴリズム(誰がトランザクションを記録してどう承認するのか全般のルール)をPoSに移行していきます。

 

PoW
  • Proof of Work
  • トランザクション記録の候補者たちに計算問題を出して、最初に解いた人が採用され、報酬が支払われる
  • ↑の記録されたトランザクションを、他の候補者たちが多数決で正当性を決めて、記録は永久に残る
  • ノードが計算問題を解くのにたくさんエネルギーを消費してしまう
  • PoS方式より51%攻撃の被害を受けやすい

PoS
  • Proof of Stake
  • トランザクションの記録者は、一定額のコインを預けている人の中からランダムに決定される
  • 預けているコインの枚数が多いほど、選ばれる確率は高くなる
  • ブロックを作成・承認したバリデータには報酬が支払われる
  • PoWより消費エネルギーが少ない(PoWと比較して99%減)
  • PoWより51%攻撃に対する耐性がある
  • ETHの1日の生成数がPoW時と比較して、12000ETH→1280ETHに減る。インフレ率が90%減少
  • ブロック生成時間が一定(ETHは12秒ごと)

 

なかなか良いアップグレードですね。

ETHのPoS移行で何が美味しいのか?

The Mergeの内容が分かったところで、このアップグレードからどんな利益が見込めそうなのかというと、PoWETHとPoSETHに分裂する(ハードフォーク)可能性があるという点です。

最強デバイスでETHをマイニングしていた勢力からすると、今回のアップグレードは反対したいですよね。

現行継続派がゴネてPoWETHとPoSETHに分裂(ハードフォーク)した場合、PoS移行のタイミングでETH現物を持っていた人には新規トークン(PoSETH)がエアドロされる可能性があります。

ETHを持っているだけでもチャンスがあるんですが、そのままホールドしているだけだとETHの価格が下がる可能性がありますよね。

そこで、ここからもう一工夫の余地があります。

バイナンスで先物ショートを入れて両建て作戦

ETH現物を購入した後に、COIN-M先物でETHを証拠金に、ETH/USD0930(もしくは1230)ショートを入れることで両建てにできます。

無期限ショートにすると金利上昇リスクがあるので期限付きの方がいいです。

これで現物価格の下落による損失が防げるので、ハードフォークのエアドロを期待しつつ守りもしっかり固められますね。

利益確定のタイミング

ハードフォークを期待した今回のThe Merge戦ですが、もちろんハードフォーク無しの可能性も全然あります。

ただ、「あるかもしれない」と周りが期待していることがキモです。

この期待感のおかげでいろんなところから利益をあげられるチャンスがあります。

利益確定のタイミングも、複数想定できます。

利益確定パターン1:新トークンをもらってから利確

ETHのハードフォークが行われたら、エアドロで入手した新トークンは売却します。

現物と期限先物は期限近くまで所持して、価格差が0になったところで決済し、全ての利確を済ませます。

これが一番安定したパターンですね。

利益確定パターン2:現物と期限先物の価格差から利確

逆にハードフォークを待たない場合。

実現するかも分からない状態ですが、回りが期待し続ける限りは、ハードフォークの予定日(9/19)に近づくにつれて、現物と期限付き先物の価格剝離が広がります。

広がりきったタイミングで利確すれば、それだけでも利益をあげることができます。

初めからハードフォーク前に決済する予定なら、無期限ロングを入れるのも1つの手ですね。

利益確定パターン3:ハードフォーク不成立、もしくは期限内に実現しなかった場合

みんなの期待とは裏腹にハードフォークが起きなかった、もしくは延期になってしまった場合は、期限付き先物を期限日まで待って生産します。

このとき手仕舞いまで資金を動かせないのが、今回のハードフォーク戦の最悪のシナリオと言えますね。

なので延期のリスクを取ってでも0930を選ぶか、ホールド期間は伸びてでも1230を取るか、もしくは両方に半々で入れるかなど、個人で判断する必要があります。

特に初心者への注意

メタマスクでもCEXのウォレットでも、ETHの現物を保有していればハードフォークが行われた際にエアドロがもらえますが、絶対に国内取引所には預けないようにしましょう。

エアドロが実施されない可能性がだいぶあります。

バイナンスなら今まで他のハードフォークの際にもエアドロがしっかり実施されているのである程度信頼できます。

バイビットはやめておきましょう。

現物のみ保有するのであれば、メタマスクかバイナンスの2択でいいです。

現物+先物でいくならバイナンス一択ですね。

まとめ

ということでThe Mergeから来るETHのチャンスを解説しました。

  • PoSETHのエアドロチャンスあり
  • 現物+先物ショートでリスクヘッジが可能
  • ハードフォーク前後の価格剥離を利用してさらに利益を上げるチャンスも
  • 国内取引所のウォレットにETHを預けるのは厳禁。今預けてるなら、バイナンスに移行をオススメ

外部の記事もいくつか貼っておくので、ぜひ参考にしてみてください。