DeFi

PancakeSwap(パンケーキスワップ)の使い方まとめ

DEXの1つであるPancakeSwap(パンケーキスワップ)について解説します。

スワップするために使いたい人、DeFi運用に興味のある人向けの内容になります。

  • MetaMask(メタマスク)は既に持っている
  • 仮想通貨を保有している

という前提で進めていくので、「今から仮想通貨を買う所で何も分からない…」という人は、先にもう少し経験をつけてから戻ってきてみてくださいね。

ではいきましょう。

PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?

パンケーキスワップはAMM型のDEXの1つです。

「AMM?」「DEX?」となった人のために、それぞれの単語についてまず説明していきますね。

下記に簡単にまとめますが、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【流動性って何?】DEX(デックス)の仕組みを解説仮想通貨に興味を持ったら大抵の人は 国内の仮想通貨取引所で口座開設して メタマスクの拡張機能を追加する と...

DEX(デックス)とは?

DEXとは分散型取引所のことで、プラットフォームはあるけれども別に仲介者がいるわけではなく、流動性と呼ばれるプールから直接自分の欲しいトークンをトレードできるようになっています。

例えばETHをUSDTで買いたい場合、ETH/USDTのプールにUSDTを入れることで、レート分のETHを手に入れることが出来ます。

トレーダー同士が指定したレートで売買するオーダーブック式と違って、相手のトレーダーがいなくてもトレードできるという画期的な仕組みです。

AMMとは?

AMM(Automated Market Maker)と呼ばれるシステムでは、決められた計算式に基づいてレートが決定されます。

よく使われている計算式では

x*y=k

というものがあって、2種類のペアのトークンを掛け合わせた結果が常に一定になるようになっています。

流動性に片方のトークンを入れてもう片方を引き出すとき、常にこの数式が成り立つようになっていて、トークンの量の変化によってレートが変わります。

例えばETH/USDTが1:100入っていた場合、kは100ですね。

1ETH:100USDTですから、1ETH=100USDTになります(あくまで例です)

ここに1ETHを入れる場合、2ETH*yUSDT=100にならないといけないので、50USDTが取り出されて2ETH:50USDTが流動性に残ることになります。

仲介業者を介さず、プラットフォームを利用して流動性(プール)からいつでもトークンをトレードできる仕組み

これを実装しているのがパンケーキスワップです。

PancakeSwap(パンケーキスワップ)でできること

DEXは誰かが流動性を提供してくれることでプールからトレードできる状態が成り立ちますが、流動性の提供者にはLPトークン(流動性提供を証明するトークン)が渡されます。

流動性提供者にはDEXを誰かが利用してトレードするごとに一定の手数料が提供者たちのシェア率に応じて分配されるんですが、

それに加えて、LPトークンを預けることでファーム運用もできるようになっています。

パンケーキスワップの場合、CAKEという独自トークンを得られる(収穫できる)ようになっています。

パンケーキスワップでできることには、

  • 流動性を提供することでCAKEトークンを獲得する
  • CAKEトークンを預けることで他の仮想通貨を金利として獲得する
  • NFTを売買する
  • etc..

といったようなことがあります。

PancakeSwapを資産運用目的で利用している人は基本的に初めの2つを行っているイメージですね。

パンケーキスワップでの具体的な流動性の追加やファーミングの手順は別記事にて解説しています。

PancakeSwap(パンケーキスワップ)のメリット・デメリット

パンケーキスワップのメリット・デメリットには以下のようなものが挙げられます。

パンケーキスワップのメリット
  • 銀行と比べると、信じられないような高利回りの運用が可能
  • 手数料が安い
  • CAKEトークンを預けることでいろんな草コインが手に入る

パンケーキスワップのデメリット
  • PancakeSwapというプラットフォームに依存している
  • 運用する仮想通貨の価格下落のリスク

 

PancakeSwap(パンケーキスワップ)のメリット

日本の大手銀行の平均的な金利は0.002%ですね、泣きそうです。

それに比べてパンケーキスワップでは、年利が100%を超えるようなトークンペアがいくつもあります。

年利が0.002%と100%、50000倍…

手数料に関してはEthereumチェーンを使っていたら分かるんですが、パンケーキスワップはBSC(Binance Smart Chain)を使うため、ガス代が数円~数十円と、相当安くなっています。

コスト面でもかなりありがたいです。

パンケーキスワップのPoolではCAKEトークンを預けることでいろんな仮想通貨を収穫することができます。

新規の草コインよりは安定しているCAKEトークンを預けることでちょっとリスクが高い草コインをお試しに獲得できるのは嬉しいですよね。

PancakeSwap(パンケーキスワップ)のデメリット

逆にデメリットとしては、プラットフォームに依存している以上、パンケーキスワップが終われば自分も終わります笑

これはパンケーキスワップ独自ではなくDeFiをやる上で許容しないといけないリスクでもありますよね。

また特定のトークンの流動性を追加している間、そのトークンの価格が下がってしまえば、手数料の報酬も価値がどんどんなくなってしまいます。

  • パンケーキスワップが健在で
  • 流動性を提供するトークンが下落しない限りはプラスになる

そういった前提での運用になることは覚えておく必要があります。

PancakeSwap(パンケーキスワップ)の使い方

パンケーキスワップを利用するには、ガス代であるBNBとプールに預けるためのCAKEを入手する必要があります。

※スワップ(トレード)したいだけならガス代のBNBだけでOKです!

手順としては、

  1. Binance(バイナンス)の口座を開設する
  2. Binance(バイナンス)の口座に仮想通貨を送金する
  3. Binance(バイナンス)でBNBとCAKEを購入する
  4. BSCを追加したメタマスクにBNBとCAKEを送金する
  5. パンケーキスワップを開いてメタマスクを繋げる
  6. PoolにCAKEを追加する
  7. ガス代よりも収穫できる量が貯まったら好きなときに収穫する

といった順番になります。

ガス代のBNBがいくら必要か分からない、という人は、0.1BNBもあれば十分です。

 

まとめ

本記事ではパンケーキスワップの使い方を解説しました。

DeFiは上手く運用することができれば、資産を増やしていくことが出来ます。

法定通貨ではありない利率である分リスク管理が必要になりますが、それを許容してしっかりリサーチできるなら、強い手札になるでしょう。

賢く活用してください。

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