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【ETH/WETH/ETH(Polygon)色違い!?】OpenSea(オープンシー)の紛らわしい違いを解説

OpenSea(オープンシー)を使ったとき、

ETH使うのね、オッケオッケ!

って始めた人と、

ポリゴンチェーンのETHだと安い価格のが多くてガス代も無料なのね、紫のETHか。ちょっとややこしいけど分かった

ってスタートを切った人がいます。そしてさらには

え、全然買えないんだけど。お金は足りてるはずなのに…ん!?イーサリアム赤い!?ナニコレ!!

って混乱した人もいるはず笑

特に仮想通貨に手を出したばかりの頃だと頭おかしくなりそうになりますよね。

本記事では

アイコンの形はETHなんだけど、黒と紫と赤の違いが何なのか分からなくて困っている

そんな人に向けて具体的な違いを解説していきます。

黒ETH・紫ETH・赤ETHの特徴を大まかに解説

3つのETHの特徴を踏み込んで説明する前に、OpenSea(オープンシー)上でそれぞれがどのように使われているのかを説明します。

これさえおさえていれば詳しく知らなくても大丈夫なので、要点さえ知っておきたい、という人は以下を参考にしてください。

  • 黒ETH…イーサリアムチェーンのNFTを売買するときに使う。「固定価格販売」もしくは「ダッチオークション」での購入に使用する。
  • 紫ETH…ポリゴンチェーンでのNFT購入の際に使用する。
  • 赤ETH…イーサリアムチェーンのNFTを売買するときに使う。「オークション」もしくは「オファー価格」での購入の際に必要。

少し補足しておいた方がよさそうな単語についてもまとめておきますね。

  • オークション...一定期間内で最も高い入札をした人が購入できる販売方式。価値の高いNFTの販売に対して使われることが多いです。
  • ダッチオークション…一定時間ごとに設定された価格まで段階を刻んで価格が下がっているタイプのオークション。需要が低ければ価格が下がるまで買いが入りませんし、逆に需要があれば価格が高いタイミングですぐ買い占められます。プロジェクトや作品に自信があるような強気なときに使われることが多いです。
  • オファー価格…OpenSeaでは売りに出されていないNFTに対してオファーをかけることができます。「30日以内に受け入れてくれたら、0.5ETHで買います。」みたいに期間と価格を決めてオファーを出します。

ETH

まずは皆さんお馴染み、黒いノーマルETHから。

イーサリアムブロックチェーン上で使用されるメインの通貨ですね。

多少のガス代がかかりますが、一定の価値を謳う作品は基本的にこの黒いETHで販売されています。

この次に話すポリゴンチェーン上のETH、紫のやつは手数料がめちゃくちゃ安いことからお手頃な価格帯で販売されるときに使われることが多いですが、高級ブランドはラッピングにもお金がかかっているように、ガス代の高さがかえって箔を付ける形になっていますね。

これは特に話すこともないので、サラッと流します笑

ETH(Polygon)

紫色で表示されるETHは、ポリゴンチェーン上のイーサリアムです。

メインネット上のETHと違って、ガス代が圧倒的に安いという特徴があります。

そのため「お試しでNFTを買ってみたい」みたいな層には好まれやすいです。

  • まだ腕に自信はないけど販売の実績を上げたいクリエイターさん
  • 予算はあまりないけどNFTを買ってみたい層

こういった需要が嚙み合うケースが多いような気がします。

実際、紫ETHで販売されているNFTのほとんどは0.1未満でリスティングされていることが多いですね。

Twitterで「#NFT宣伝枠」でキーワード検索するといろんなクリエイターさんが宣伝していますが、そういったところでは紫ETHで売られているのをよく見かけます。

今から低予算でNFTを買ってみようという人がいれば、試してみてください。

 

WETH

WETH(ダブリューイーサ)は、ERC-20(イーサリアム基盤に発行された仮想通貨が準拠する標準規格)の規格を持っている仮想通貨です。

ERC-20の規格を持っている通貨同士であればDEXやスマートコントラクトを関して直接交換できるんですが、ERC-20が開発されたのはETHが作られた後なので、通常のETHはERC-20に準拠していないんですよね。

そこで、WETHが使われるわけです。

  • 通常のETHよりもガス代を抑えられる
  • 通常のETHよりもトランザクションの処理速度が速い

といったメリットがあります。

そのためOpenSeaのオークションの入札などに使われているというわけですね。

「普通の黒ETHでやれよ!」

という声をたまに見かけますが、こういう背景があります。安くて速い方がやっぱりいいじゃないですか?許してあげてください笑

黒ETHしか持っていなくてWETHに交換したいときは、UniswapなどのDEXでスワップすることができます。

本ブログでは、できるだけDEXなどのリンクは貼らないようにしています。仮想通貨の世界では詐欺がたくさん溢れていて、公式のTwitterアカウントなどを介さずにGoogle検索の最上位のページやこういった個人のブログに貼られているリンクを安易に信じて飛ぶと、偽のページへ誘導されてウォレットの中を抜かれるといったことがザラにあります。 そこでUniswapのリンクは公式のUniswap Labsへのリンクを貼っているので、Bio(概要欄)のリンクからUniswapへ飛ぶようにしてください。

種類は違うけどレートはどうなるの?

黒・赤・紫の3種類のETHがOpenSeaではよく使われていて、それぞれの違いも分かってきたと思いますが、「もしかしてそれぞれレートが変わっちゃうんじゃないの?」と思っている人もいるかもしれません。

基本的にWETHもETH(Polygon)も価格はETHにペッグされているため、ETHとほぼ同じ価格で推移しています。

なのでどれもドル換算・円換算したときのNFTの値段は変わらないという認識で問題ありません。

まとめ

仮想通貨に触れ始めたばかりの頃に混乱しやすいOpenSeaで見かける3つのETHについて解説しました。

  • 黒ETHは標準のイーサリアムで、固定価格販売とダッチオークションの際に使われます
  • 紫ETHはポリゴンチェーン上のイーサリアムで、安いNFTの販売によく使われています
  • 赤ETHはWETHで、オークションや価格オファーの際に使用されます
  • 紫ETH・赤ETHの価格は通常のETHにペッグされているので、基本的に価格は変わりません

一度慣れてしまえば簡単なので、基本をおさえてOpenSeaを楽しんで使ってください。

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