テンバガー、いや100倍と、夢を見て仮想通貨を始めた人も多いはず。
もしあなたがそのうちの一人なら、こんな経験をしたことはありませんか?
連打連打連打連打!!!!
きっと誰しもが通った道のはず。
頑張ってクリックしまくったのに、トランザクションが通らない!
素直にDEXから操作しても買えなくて絶望しているあなたに伝えたいのが本記事のテーマである「直コン」です。
今回は、
- 直コンを使うことで
- DEXのセーフティネットを搔い潜り
- 無理やり買いを実行させる方法
を解説していきます。
これであなたも上場戦のスキルアップができますよ、ぜひ身につけて行ってください!
直コンとは?
直コンとは「直接コントラクトを叩く(操作する)」という意味があります。
普段私たちがDEXなどのプラットフォームを使うときは、特定の操作をUIの整ったサイトから操作することでコントラクトを操作しています。
そのため、サイトごとに定められた設定以上のことができないんですね。
今回の上場戦でよく起こるエラーを例にすると、DEXでは基本的に、
「あまりに値動きが大きかった時、本来意図していたレートからかけ離れた価格でトレードが実行されて損失が出ないようにする」
という設定がされています。(スリッページのことです)
手動で限界までスリッページを引き上げても、49.9%以上の値動きがあったとき、スワップしようとしてもエラーで実行されないようになってるんです。
上場戦の初動なんて、値動きの幅は49.9%なんてもんじゃないです、1秒で数倍になることも珍しくありません。
そのせいで「エラー、再チャレンジ、エラー、再チャレンジ、エラー、再チャレンジ、買えた!と思ったらめちゃくちゃレート上がった後やないかい!」現象が起こるわけですね。
直コンをすれば、そういったサイトでの制限に関係なく任意の操作ができるので、買いたいトークンを買うことができるわけです。
希望が見えてきましたか?では具体的な操作の説明をしていきます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)で直コンする方法
BCG銘柄のトークンなどはよくBSC(バイナンススマートチェーン)が使われることが多いので、今回はパンケーキスワップを使った直コンの方法を説明します。
パンケーキスワップで直コンを操作するためには、まずbscscanのサイトに移って、PancakeSwap Router V2のコントラクトアドレスと開きます。
bscscanのサイトへ移って…
トップページの検索ボックスにPancakeSwap Router V2のコントラクトアドレスである、
0x10ED43C718714eb63d5aA57B78B54704E256024E
を入れて検索しましょう。
そうしたら少し下にタブが並んでいるので、その中の「Contract」を選択し、1つ下の列に3つボタンが並んでいる一番右の「Write Contract」をクリックして、その下の「Connect to Web3」をクリックします。
そうするとウォレットへの接続が求められるので、メタマスクに繋ぎましょう。
これで直コンを叩くための下準備が整いました。
次に自分がスワップしたいトークンのペアを指定していきます。
直コンでトークンペアのスワップを行うときには、17ある項目のうちの「10」もしくは「14」を使います。
それぞれの違いは、
- BNBと何かをスワップするとき…10
- BNB以外の任意のトークン同士をスワップするとき…14
です。
上場戦でBNBと新規トークンのペアで流動性が組まれることは少ないので、14を例に進めていきましょう。
今回は例としてSTEPNで歩くと獲得できる「GST」と「USDT」をスワップすると仮定します。
14. swapExactTokensForTokensを開くと5つの項目が出てきますが、それぞれには以下の情報を入れていきます。
- amountIn (unit256)
…買いを入れるUSDTの額 - amountOutMin (unit256)
…スリッページの設定。必ず買うようにするなら0 - path (address[])
USDTのコントラクトアドレス,GSTのコントラクトアドレス
(買いを入れるトークンのコントラクトアドレス,買いたいトークンのコントラクトアドレス) - to (address)
自分のウォレットアドレス - deadline (unit256)
処理を行う制限時間
それぞれ見ていきましょう。今回は「1000USDTで買えるだけのGSTを買う」ことにします。
USDTとGSTのコントラクトアドレスは以下の通りです。
USDT:0x55d398326f99059fF775485246999027B3197955
GST:0x4a2c860cEC6471b9F5F5a336eB4F38bb21683c98
- amountIn (unit256)
…1000000000000000000000 - amountOutMin (unit256)
…0 - path (address[])
…[0x55d398326f99059fF775485246999027B3197955,0x4a2c860cEC6471b9F5F5a336eB4F38bb21683c98] - to (address)
…自分のウォレットアドレス - deadline (unit256)
…1665759600
これで「Write」をクリックした場合何が行われるかと言うと、
2022/10/15の00:00までに、どんなにレートが上下しようとも、1000USDTで買えるだけのGSTを買ってね。買ったGSTは「自分のアドレス」に送るように。よろしくぅ!!
という操作が行われます。
もし制限時間を超えるまで実行ができなかった場合は無効となります。
いくつか難しく感じる点があったと思うので今から補足していきますね。
直コンの分かりにくいところを補足
では大混乱必死の1つ目、amountIn (unit256)からいきましょう。
ここでは指定のトークンをいくら買いに入れたいのかを指定します。
きっと「1000USDTなら1000じゃないの?なんで0が21個もあるの!?」ってなったと思います。
トークンにはそれぞれ最小単位(decimals)があるんですが、ここでは買いたい量+decimalsの数だけ0を足さないといけないんです。
decimalsがどこで分かるかというと、bscscanで対象のトークンのコントラクトアドレスを開けば確認できます。
たとえばUSDTだと…
右の方に出ていますね、18です。
そのため、1000USDTの買いを入れたい場合は、1000に0を18個足さないといけません。
ちなみに「10」でBNBの買いを入れる量を入力するときだけ、decimalsが必要ありません。
1BNBなら1、0.5BNBなら0.5で大丈夫です。
「他も同じにしろよ!」と思ったあなた。同感ですw
path (address[])では、買うために支払うトークンと買いたいトークンのコントラクトアドレスの順番で間に,(半角)を入れて[]で挟みます。
そのため、USDTでGSTを買う場合は
[0x55d398326f99059fF775485246999027B3197955,0x4a2c860cEC6471b9F5F5a336eB4F38bb21683c98]
となります。ここは半角だけ間違えなければ大丈夫です。
最後に恐らく意味が分からなかったであろう箇所はdeadline (unit256)ですね。
「どこからその数字出てきた!?」ってなったと思いますw
ここで時間を表す数字を指定する際には、Unixtime相互変換ツールを使うと便利です。
時間を指定して「変換」を押すだけで、対応するUnixtimeの数字が表示されます。
これであなたも上場戦でエラーのせいで「本当はもっと安く買って資産増やせたのに!」という悔しい思いをせずに済みます。
もちろんスリッページのセーフティが外れますから場合によっては高値掴みをして損をする可能性だってありますが、早く操作できるならDEXを使うよりも利益を出せる可能性は高まりますね。
まとめ
今回は直コンを叩いてトークンをスワップする方法を解説しました。
DEXのサイトを使わずに直接コントラクトを操作することで、スリッページで足止めを食らわずに早くスワップすることが可能です。
初めは小額で何か試しにスワップをして慣れてから本番に挑んでくださいね。
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