NFT

【取扱い注意!】送り付けられて溜まったスキャムNFTの安全な廃棄方法

スキャム(詐欺)溢れるクリプトの世界。

NFTを買ったりしてると、必ずOpenSea(オープンシー)のHiddenフォルダに見覚えのない怪しさたっぷりなNFTが溜まっていきます。

処分方法を検索すると「バーンアドレスに送ればいい」という記事が多く出てきますが、トランスファーするだけでウォレットが被害に遭うことも。

ということで本記事では、Hiddenフォルダに溜まる忌まわしきNFTアートを安全に処分する方法を解説します。

【大前提】我慢できるなら放置が一番

安全な処分方法を解説と言いながら先にとんでもないことを言いますが、我慢できるなら放置しておくのが一番です。

理由はいくつかありますが、端的に言うと

  • ノータッチならリスク0
  • 定期的にやつらは湧いてくる
  • そもそも処分できないものがある

からです。

そもそもノータッチなら害がない

私たちは人間なので、どうしてもたまにやらかしちゃうことがあります。

かくいう私もNFTじゃないんですが、いつもなら秒で気づいて受け流すのに、疲れてて間違えてスキャムコインをうっかり買っちゃったことも(お恥ずかしい

前提としてやつらは送り付けられただけでは何もしてきません。触らなければ目に障るだけの無害(?)なやつなんです。

ヤツらは定期的に湧いてくる

まるでGですが、スキャムNFTは定期的にやってくるので毎回お掃除するのはかなり面倒です。

「でも転売目的じゃなくて推しのクリエイターさんの作品をコレクトしてるんです!」

そういった場合は、スキャムNFTを処分するより、大切なものだけ別のウォレットに移すことをオススメします。

好きなNFTを置いておくだけの、他には一切触れないウォレットです。

そちらの方がヤツらが湧く確率はだいぶ下がります笑

処分できないNFTもある

最後に一番悩ましい話ですが、スキャムNFTの中にはそもそもどうしようもない物もあります。

Hiddenフォルダに入っているNFTを消そうと思うと、突き詰めるとどっかにトランスファーするしかないですよね。

後述しますが、トランスファーすることで同時に他の操作も承認するようになっていてウォレットの中身が抜かれるパターンもあります。

こういったものは、現状もうどうすることもできません。

なので先ほど書いた「別のウォレットに大切な物だけ移す」が実は最善だったりするんです。

敗北感を感じるかもしれませんが、こればっかりはしょうがない。

スキャム(スパム)NFTの狙い

NFTを受け取る分には何の操作も必要ないという点を利用して再現なく送り付けてこられるNFTですが、送り手にはいろんな狙いがあります。

  • 効果的かは別にして宣伝を狙って送り付けてくるパターン
  • 稼げるかは別にして、二次流通のロイヤリティ狙いで送り付けてくるパターン
  • トランスファーやオファーを受け入れた際に相手の資産を抜き出すことを狙うパターン

初めの2つは可愛いもんです。

昔はこういった狙いが多かったみたいで、バーンアドレスと呼ばれるNFTの墓場へ送ってオサラバすればお終いでした。(それがバーンアドレスへの送り方記事が多い理由なのかもしれません)

最近では資産を抜き出すことを狙いとしたものも多く、コントラクトに詳しくない人では簡単に安全かどうかを判断できないものが増えてきました。

スキャムNFTの攻撃に遭うパターン

見知らぬNFT達を触ったらウォレットの中身が抜かれた!みたいな被害例がチラホラありますが、よくあるパターンとしては

  • 他のアドレス(バーンアドレスなど)にトランスファーした
  • Unhideした
  • オファーが来ていたから「ラッキー!」と思って売った

こういったケースが多いです。

特に初心者だと、別に自分で買ったわけでもないNFTに0.1ETHでオファーが来てたら売りたくなりますよね。

巧妙な手段でいろいろ仕掛けられるので、身に覚えのないNFTはノータッチが一番安全なんです。

とはいえ目障りなことには間違いありませんから、処分したいですよね。

では本題に入っていきます。

TrashBox for Spams v2を使った処分方法

今回紹介するのは、Nuko.ethさんという方が開発されたスパムNFT削除ツールを使った方法です。

OpenSeaが公式に用意してくれているものではなく、個人の善意で開発されたものになるので、使う際は自己責任でお願いします。

自己責任と言われていきなり緊張してきたかもしれませんが、詳しい仕組みと使い方をご本人が解説してくれているので、記事リンクを以下に貼っておきます。

簡単に要約すると、スキャム系のNFTはOpenSeaの共用コントラクトに加えて独自のコントラクトが書き込まれています。

独自部分で何かしらの攻撃をしかけてくるわけなんですが、TrashBox for Spams v2では

「OpenSeaの共用コントラクトを使ったものだけを選別して不正なコードのない安全なものだけを表示する」

ということをしてくれます。

なので全てのスキャムNFTを処分できるのではなく、安全な物だけ処分できるようにしてくれるツール、ということですね。

TrashBox for Spams v2の使い方

TrashBox for Spams v2を使うにはガス代にMATICが必要なので、前もって準備しておきましょう。

TrashBox for Spams v2へ飛んだら、「CONNECT」をクリックします。

メタマスクがETHメインネットに繋がっていた場合はPolygonチェーンへの切り替えが求められるので切り替えます。

安全に捨てられるNFTが一覧になって表示されるので、捨てたいものは「捨てない」となっているボタンをクリックして「捨てる」に変えます。

最後に「THROW OUT」をクリックすれば、メタマスクでガス代が表示されて確認するだけです。

注意書きに「注意:捨ててから反映されるまで数分かかります。何度も捨ててしまわないようにご注意ください。」とあるので、クリック連打しないようにしましょう笑

ちなみに私は今ゴミが30個ほど溜まっていましたが、上手く表示されませんでした。

流石に全部超危険というわけではないと思うので、ゴミ箱v1の方で試したところ、上手くいきました。

こちらは個別にトークンIDを入力して確かめる必要があるので少し手間ですが、どうしても捨てたい人は試してみましょう。

まとめ

スキャムNFTの安全な処分方法について解説しました。

  • 見知らぬNFTはノータッチが一番安全
  • お気に入りのNFTを眺めたいなら、それらだけ専用ウォレットに送った方がいい
  • TrashBox for Spamsを使えば、OpenSeaの共用コントラクトだけを使った安全なものを選り分けて処分できる
  • 表示されない分に関しては「触るな危険」なので放置しておこう

ここまで読んだ人は「じゃあもうウォレット別に分けるわ」ってなっている人が大半だと思います笑

歯がゆいかもしれませんが、何度も言うようにクリプト界隈はスキャムで溢れているのがデフォルトです。

「突ける穴は突いたもん勝ち」みたいなところがあります。

高い匿名性と自由度のトレードオフだと思って、共存しながら目障りなときは新しい場所へNFTを移すようにしましょう。

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