この記事ではこういったBCGのことをほとんど知らない初心者向けに、以下のことが分かるよう書いていきます。
- BCG（ブロックチェーンゲーム）とは何か
- BCG（ブロックチェーンゲーム）と今までのゲームとの違い
- BCG（ブロックチェーンゲーム）で稼ぐ具体的な方法
「なんとなくこのゲームのタイトルをよくTwitterで見かけるから、これからやってみようか」
「ブログで紹介されているのを見つけたから、手順も分かりやすいしこれで稼ごう」
みたいに、安易に手を出すと利益を出せないことの方が多いので、ぜひ基本をしっかりおさえてから始めてみてください。
BCG（ブロックチェーンゲーム）とは
BCG（ブロックチェーンゲーム）とは、名前の通り、ブロックチェーン技術を活用したゲームのことです。
NFTの仕組みも採用されることから、NFTゲームと呼ばれることもあります。
ゲームで稼げる要素があることから、GameとFinanceをかけてGameFi（ゲームファイ）なんて呼ばれることもあります。
ややこしいので本記事では統一してBCGとさせていただきますね。
既存のゲームとの違い
今までのゲームの歴史を振り返ると、こんな感じで推移してきています。
- Pay to Play
…ファミコン、ゲームボーイ時代からの基本的な仕組み。カセット・パッケージを購入してプレイするスタイル。 - Free to Play
…ガラケー後期、iPhone登場くらいのタイミングで流行り出したスタイル。ゲームを無料でダウンロードして遊べて、広告や課金から運営は収益を得る。 - Play to Earn
…ブロックチェーンを活用した仕組みで、プレイすることで仮想通貨を獲得→日本円に換金できるようにした。
今までもゲームアカウントを売買したりゲーム内のアイテムを法定通貨で売れるようなサイトはありましたが、違法だったり開発側からは公式に認められていないものばかりでしたね。
プレイヤーにもゲームをプレイすることで収益が発生するようになったのは、かなり大きな変革だと思います。
ブロックチェーンを活用するとどうなるの？
ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれる１つ１つの取引履歴をつなげてチェーンのようにし、改ざんされにくいオープンな取引履歴を維持する仕組みです。
これをゲームに取り入れることによって、
- 第三者による情報の改ざんがほぼ不可能で
- デジタル資産を世界中の人と24ｈ自由にやり取り（売買）できて
- 全てのやり取りが誰にでも追跡・閲覧が可能
な環境が実現できます。
BCG（ブロックチェーンゲーム）で稼ぐとは
BCG（ブロックチェーンンゲーム）では、ゲーム独自のトークン（仮想通貨）やキャラ・アイテムのようなNFTを売買し、それらを日本円などに換金することで稼ぐことが可能です。
最近では一時期すごい人気を誇ったSTEPN（ステップン）という、靴の見た目のNFTを用意して歩くことで稼げたBCGを例に説明しますね。
STEPNはいくつかのチェーンに展開しているんですが、今回はSolanaチェーン上での話に限定します。
STEPNでは、靴のNFTを購入して歩くことでGST（Green Satoshi Token）という独自トークンを獲得することができます。
リアルタイムなGSTの価格を↑に貼っていますが、獲得したGSTは米ドルと価格が連動するUSDCというステーブルコインやSOL（ソラナ）に替えることができて、国内取引所で日本円に換金することで現金化できます。
もしくは靴のNFTを2個持っていると、一定量のGSTと特定のアイテムを使うことで、靴を1足増やすこともできるんですが、靴はマーケットプレイスで売ることも可能です。
売るときの通貨はSOL（ソラナ）なので、靴を売るとSOLを得ることができます。
他のアイテムも歩くことで手に入って売れたりするんですが、STEPNの仕組みを詳しく説明することが目的ではないのでここまでで。
ここで言いたかったことは、「BCGで稼ぐ」という王道の意味は、
- ゲームをプレイして独自トークンを手に入れて、それを換金する
- ゲーム内でのアイテムなどをマーケットで販売して仮想通貨を手に入れる
この２つを指しているということです。
ただ、BCGで稼げる方法は他にもあるので、本記事では他の方法についても網羅していきます。
初心者の方にとっては、他の稼ぎ方の方こそ知っておくべき有益な情報なので、最後までついてきてくださいね。
BCG（ブロックチェーンゲーム）の実態：「夢を見過ぎないで」
面白いゲームで遊びたい、というだけなら、BCGではなく他の既存のゲームの方が100％面白いです。
まだまだ課題だらけでクオリティが高いとは決して言えないのが現状で、それでも知名度が高まってきているのは単純にお金になるからですね笑
遊んでお金がもらえるなんて、最高じゃないですか。
どれくらい稼げるのか気になると思いますが、すごい人は月数百万稼ぐこともあります。
Twitterなんかを見ていると、かなり流行ったものにタイミングよく乗った人とかだと、トータルで数千万稼いだ！みたいなツイートを見ることも。
そういった影響で、
みたいな人がちょくちょく現れます。
そこで先に言っておきたいんですが、「BCGで安定した収入」は絶対無理なので諦めてください。
- すごく早いタイミングから手を出していて、ピークを迎えることに上位数％のポジションにいた
- 初期投資額をガッツリ注ぎ込んだ
- 特定のタイミングで上手いことトレードできた
- 仕組みを徹底的に検証して、大多数が気づいていない穴をついて荒稼ぎした
数百万、場合によっては数千万稼ぐ人たちは、挙げた例のようにタイミングがすごかったか、投資金額がすごかったか、戦略がすごかったかのどれかです。
それに全員共通するのは、ずっと何年も１つのゲームで稼ぎ続けている人はいません。
というか、今のBCGは構造上、稼ぎ続けることは不可能なんです。
以下の記事でBCGで安定した収入を得ることはできない理由を解説しているので、詳しくはこちらを読んでみてください。
簡単に要点だけ説明すると、現段階でのBCGは
- 既存プレイヤーの収入は新規参入者たちのお金によって成り立っている
という構造上、必ずどこかで既存プレイヤー人口を新規参入人口が支えきれなくなるタイミングがやってきます。
そうすると独自トークンが売られ続けて価格が低下し、アイテムなどがマーケットで買われなくなるので売却価格をみんなが下げていく負のスパイラルが発生して、最終的にみんな稼げないのでプレイしなくなって終わりを迎えます。
そのためBCGで稼ぐには、
- 早く参入できなければ見送り
- 早く参入できれば仕組みをよく勉強して効率よく稼げるよう努力し
- 潮時を鋭く察知して未練に囚われずさっさと撤退して
- 次に稼げそうな銘柄を探す
を繰り返すという、「ゲームを楽しむことは一切割り切って捨てて、稼ぐことだけを考えるチキンレース」をこなしていかないといけないんです。
だいぶ冷めてきましたか？笑
「稼げるならそれでいい！」という人は、引き続きお付き合いください。
BCG（ブロックチェーンゲーム）で稼ぐ方法
「BCG（ブロックチェーンゲーム）で稼ぐ」と一口に言っても、いろんな方法があります。
- プレイして稼ぐ
- ゲーム内のアイテムの転売
- スカラーで低リスクに稼ぐ
- Giveaway（宣伝）を請け負ってインセンティブをもらう
- ゲーム独自トークンのトレード
- ゲーム独自トークン上場時の早押し勝負
- etc…
初めてBCGのことを知ると、「プレイして稼げばいいのか！」となりがちですが、ゲームをプレイしなくても稼げる方法もあるんです。
というか、プレイしない方がリスクを抑えて稼げたりします、本当に。
資金力や許容できるリスク、自分の得意なことは人によって違うので、それぞれの方法を読んで自分に合った稼ぎ方を探してみてください。
プレイして稼ぐ
まずは基本的な稼ぎ方、「Play to Earn（プレイして稼ぐ）」です。
BCGと一口に言っても、
- Fortnite（フォートナイト）みたいなシューティングゲーム
- キャラクターの育成ゲーム
- Move to Earnと呼ばれる歩いて稼ぐ系
- キャラクターを戦わせて稼ぐ系
- etc…
と、いろんなジャンルのゲームがあります。
「NFTを購入して始める」「アイテムなどを使うと稼げる効率が変わる」みたいな要素は被ることが多いですが、細かい仕組みやトークンを獲得できる計算式などはそれぞれ異なります。
ホワイトペーパーと呼ばれるゲームの仕様書みたいなものが基本的には必ず出されるので、それらを読み込んで、「いかに効率よく最短で稼げる状態に持っていくか」が稼げるかどうかのカギになります。
今回例に出したSTEPNのホワイトペーパーリンクを貼っておくので、試しに呼んでみてください。
日本人の集客を重要視していれば日本語でも準備されていることがありますが、たいていは英語なのでGoogle翻訳やDeeplのような翻訳ツールを使うと楽ですよ。
BCGではよく原資回収にかかる日数を隠喩するスラングとして、ROI（Return On Investment：投資利益率）という言葉が使われます。
ホワイトペーパーや既存のプレイヤーのリザルトツイートなんかを見ると、だいたいの日数を逆算することができますね。
ゲームがリリースされてからのタイミングとROI日数を比較して、リスクを許容できるかどうかをよく考えると損する可能性がかなり減ります。
最初に説明したように、BCGは既存プレイヤー人口が膨らんで新規参入が減ってくると一気に稼げなくなる仕組みです。
プレイして稼げると言いながら、初期投資が必要という時点でマイナススタートなんですよね笑
早いタイミングで大きく流行るものを掴めれば稼げますが、そうでなければ数万くらいの利益で終わったり、初期投資分を取り戻せないことだって全然あります。
一番オーソドックスな方法ですが、実はリスクが割とある稼ぎ方でもあるんです。
特に初心者の方にはタイミングや銘柄の良さを見極めるのは難しいと思います。
では他にどんな稼ぐ方法があるのかを解説していきますね。
ゲーム内のアイテムなどを転売して稼ぐ
ゲームをプレイせずに、ゲーム内のキャラクターやアイテムなどをマーケットプレイスで転売して稼ぐという方法も取れます。
BCGはゲーム内で獲得できる独自トークンが売られ続けるとトークンの価格が下がる一方で、新規参入層にとってはどんどん稼げなくなっている印象しか持たれなくなってしまいます。
できるだけゲーム内でトークンが売られず他の事に使われるようにすることで寿命を延ばす工夫が必要なんです。
そのためほぼ全てのBCGではゲーム内で必須のキャラクターや使うことで有利になるアイテムなどをマーケットプレイスで売買できるようにしています。
このキャラクターやゲームですが、あまり需要を理解していないプレイヤーが本来の市場価格よりも安く売りに出すことがあるんですよね。
- マーケットのフロアプライス（最安値）に合わせて売った
- レアなアイテムなのに、それを知らずに売った
こういったものを見つけ出して適正価格で売れば、差額分の利益を得ることが出来ます。
普通にプレイだけして稼ごうとすると、初期投資分をまず出す必要がありますが、この方法なら高い確率で利益を短期間で出すことができますよね。
市場の売れ行きを把握して小まめにマーケットプレイスを確認する必要がありますが、稼げる期待値は普通にプレイするよりよっぽど高いです。
スカラーで稼ぐ
BCGのネックは初期投資額ですが、自分で必要なNFTを購入せずにゲームをプレイする方法があります。
それがスカラーとよばれるものです。
自分の持っているキャラクターやアイテムを貸し出して、借りている人がプレイして得た報酬を山分けする仕組みをスカラーシップというんですが、BCGにはスカラーシップを導入しているものがあります。
有名どころでいうとAxie InfinityやPegaxyなんかがそうでした。
初期投資額がなくてもゲームをプレイして稼げるので、資金が心もとない人にとってはありがたい仕組みです。
スカラーシップがもとからあれば、貸主が7割：借り手が3割、みたいに、前もって分け前を設定することができます。
スカラーシップがなくても、口約束でスカラーを雇う人もいます。
STEPNとかだと、知り合いの方で3人くらいからアカウント情報を教えてもらって歩いた後に決めておいた取り分を自分のウォレットに送ったりしていましたね。
「お金はあるけどプレイするのは煩わしい」
みたいな妬ましいお金に余裕のある人と知り合うことができれば大きなチャンスですよ。
もしそのゲームが大きく流行れば、必要な資金が貯まった後に自分でNFTを買ってプレイすることもできますね。
Giveaway（宣伝）を運営から請け負って稼ぐ
BCGは本当にいっぱい新しいものが現れては消えていきます笑
運営側はマーケティングでなんとか成功しようと頑張るんですが、基本的にインフルエンサーが拡散してくれないとなかなか流行りません。
なのでTwitterのフォロワーが多いインフルエンサーに運営が声をかけて、宣伝してもらう代わりに宣伝代として仮想通貨を支払うか、ゲームプレイに必要なNFTをプレゼントすることがあります。
よくある宣伝としては、
抽選で○名にゲームのNFTを安く購入する権利をプレゼント！応募条件はこのツイートのいいねとRT、あとコメントで3人の友達をタグ付け！
みたいなものですね。
仮想通貨関係の情報を発信しているアカウントをフォローしていれば、似たようなツイートを見たことがあると思います。
あれは運営からオファーがあるか、逆にこちらから提案をかけてGiveawayの宣伝を引き受けてるんですよね。
できれば運営はあまり出費を出したくないので、USDCやUSDTでの報酬ではなく、NFTのフリーミント権利（ガス代だけでNFTをミントできる権利）を報酬として提案してきます。
実質タダでプレイに必要なNFTをミントしてそれをマーケットプレイスで売れば、そのまま利益になりますね。
元手0で稼げるという意味では、かなり美味しいと思います。
Twitterのフォロワーが2.3000人を超えていれば（1000人でもいけることがあります）、運営に提案すると乗ってくれることが多いです。
詳しくは以下の記事にて解説しています。
これで月数十万は難しいですが、数万～10万程度なら全然手が届きますよ。
ゲーム独自トークンの上場時に早押し勝負して稼ぐ
BCGでは、基本的にそれぞれのゲームごとに独自のトークンが発行されます。理由は低コストで報酬を用意することができるからです。
仮に$ABCDというトークンを発行したとします。
多くの場合、独自トークンはDEXで上場されます。
バイナンスやFTXのような大手CEXでは無名の銘柄を上場させてもらうのはハードルがめちゃくちゃ高くて、DEXなら自由に流動性を提供してトレードできるようにできるからですね。
DEXが何か分からない方は、以下の記事を読んでみてください。
独自トークンが売られずに使われる工夫として、プレイすることで得られるトークンを使うとキャラクターのレベルが上がって、獲得できるトークンの量が増えるという仕組みがよく使われています。
ここで頭の良い人は「じゃあトークンが上場した瞬間に安値でたくさん買って一気にレベルを上げれば、他の人より多く稼げるってことだな」と考えるわけです。
また、今後ゲームが人気になるなら同じようにトークンに買いが入るわけですから、期待しているプレイヤー達は安いうちに買っておきたいと考えます。
ある程度ゲームの期待が高ければ、こういった買い圧を期待してトレード目的だけのトレーダーたちも集まってきます。
といった背景から、BCGの独自トークンは上場時に短時間で一気に価格が上がることが多いです（逆に一気に利確して価格が下がるのもセットですが笑）
なので、よくトークンの上場時に多くの買いと売りが入るので、「上場戦」なんて呼ばれたりしています。
早い段階で買えれば高い確率で利益を出せますし、遅れれば自分が養分になる可能性もあってリスクがありますが、短期間で数倍以上の利益を上げられる大きなチャンスです。
上場戦に興味のある人は、以下の記事で上場戦の戦い方をまとめているので参考にしてください。
上場戦に勝つには、流動性の規模も大事になってきます。以下の記事で詳しくまとめています。
ゲーム独自トークンをトレードして稼ぐ
上場時だけでなく、それ以降にも独自トークンをトレードして稼ぐことができます。
BCG銘柄のトークンはメジャーなBTC（ビットコイン）、ETH（イーサリアム）なんかと違って、上がり下がりを予想しやすいです。
なぜかというと、新機能実装のアップデートなどがある際には必ず運営がアナウンスしてくれるからですね。
- 期間限定で○○トークンの獲得量が3倍になります！
→売り圧増の見込み - スカラーシップ制度を導入します
→貸すためのNFTを増やすため、買い圧増の見込み - 特定のアイテムを使うことでガバナンストークンも獲得できるようになります
→特定アイテムの価格上昇の見込み
しっかり情報を追っていれば、早いタイミングで先を読んで売り買いを仕掛けることができます。
また、独自トークンの先物が取り扱われたりしたらビッグチャンスです。
BCGは現状必ずどこかでピークを迎えた後はトークン価格が下落の一途を辿るので、先物ショートを入れられれば理論上必ず勝ちます。
レバレッジをかけすぎない限りは、強制決済にかからなければいつか価格は落ちますから、初心者でも利益を出しやすいです。
ショートトレードに興味のある人は、以下の記事を参考にしてみてください。
BCG（ブロックチェーンゲーム）まとめ
ということでBCGについて特徴や仕組みから稼ぎ方まで解説しました。
- ブロックチェーン技術を活用することでプレイして仮想通貨を稼げるようにした
- 現状クオリティは他のゲームには叶わない
- お金の流れの仕組み上、寿命は短くなりがち
- プレイする以外の方法でも稼げる手段がたくさんある
- 自分に合った方法で稼ごう
これだけ抑えていれば、半数以上のプレイヤーより頭１つ２つ抜きんでてる状態で戦えます。
頭をより使った人がお金を取るのがBCGの世界なので、ぜひ仕組みをよく理解して稼いでください。
